手術時に使用する縫合糸によって起こる病気、『異物反応性肉芽腫』は縫合糸を体が異物として反応し、その周囲に炎症が生じたりして肉芽腫として『しこり』を形成する病気です。
一度、発症すると再手術で『しこり』を除去するか、取りきれない場合はステロイド剤などの免疫抑制剤を使用しなければならない場合もあります。
M.ダックス、チワワ、T.プードル、シーズー、G.レトリバーなどに多くの報告があります。
当院では高周波電流によって血管の癒合を行う『Liga Sureシステム』を導入し、 できるだけ体内に糸を残さない手術が可能になり、手術時間も大幅に短縮でき動物たちの負担も軽減できるようになりました。